近江町市場は金沢で 300 年以上の歴史を持つ、藩政時代から続く市場。約 170 店が軒を連ね、北陸の食を代表するカニなどの水産物をはじめ、青果、精肉、加工食品、日用品などの商売を営みます。

にし茶屋街では華やかな芸妓がたくさん活躍しています。出格子が美しい2階建ての茶屋建築に老舗割烹が軒を並べ、趣のある一角を作り上げています。

ひがし茶屋街は、金沢らしい風景の中を散策できる必訪スポット。京都とはまた違う趣あふれる景観に、誰もがカメラやスマートフォンを手に心躍らせることでしょう。着物をレンタルして歩くのも素敵です。

長町武家屋敷跡は、旅情を誘う金沢らしさ満点の観光地。にぎやかさより静寂を好む旅のスタイルにマッチすることでしょう。加賀藩士の暮らした時代にタイムスリップしたかのような、不思議な感覚を味わってください。

金沢 21 世紀美術館はモダンな設計の円形建築が目を引く、芸術都市を象徴するミュージアム。挑戦的な現代アートを親しみやすく工夫した展示で、国内外から高い評価を受けています。

鈴木大拙 (たいせつ) 館は、谷口吉生設計の建築美を堪能できる博物館。金沢を象徴する景観の中で、「近代日本最大の仏教学者」と呼ばれる鈴木大拙の仏教哲学の世界に浸ってみませんか。

「忍者寺」とも呼ばれる妙立寺 (みょうりゅうじ) は、忍者屋敷のような造りの建築が見どころ。落とし穴や隠し階段など、大人も興味津々の不思議な仕掛けが見られます。

鼓門は金沢の玄関口、金沢駅の兼六園口にある定番スポット。金沢の伝統芸能、能楽で使われる鼓をイメージしたデザインで、駅舎に続くガラス張りの「もてなしドーム」の一部として造られました。

加賀藩祖となった前田利家とその正室、お松の方をまつる尾山神社。夫妻を主人公とした大河ドラマのファンにもうれしいスポットです。

浅野川沿いに昔ながらの風情ある料理屋や茶屋が立ち並ぶ主計町茶屋街。かつて旦那衆が人目を避けて茶屋街に通ったとされています。

6月中旬～6月下旬に見ごろを迎える花菖蒲やアジサイが美しい「花菖蒲園」。卯辰山中腹につくられており、上段は「段々畑の花菖蒲」、中段は「せせらぎと花菖蒲」、下段は「池と花菖蒲」をテーマとしています。

加賀藩中級武士・寺島蔵人の屋敷。画家でもある蔵人の秀作などを展示し、庭園も散策できます。
樹齢300年以上のドウダンツツジが春に開花する姿と秋の紅葉の様子は圧巻です。

石川県立美術館と中村記念美術館を結ぶ石段の「美術の小径」には、平行して兼六園から流れる辰巳用水が流れており、日頃の喧噪を忘れさせてくれる雰囲気が漂っています。
中村記念美術館から鈴木大拙館へと続く「緑の小径」を歩くと、本多公園が広がっており、国の登録有形文化財「旧本多家長屋門」を見ることができます。

文政3年(1820)に建てられたままに残るお茶屋の建物で、二階を客間とし遊芸を主体としたお茶屋特有の繊細で優美な造りとなっており、国の重要文化財に指定されています。

建築・都市についてのミュージアム。金沢の名誉市民第一号の建築家 谷口吉郎氏の住まい跡地に、吉郎氏の長男で、国際的に著名な建築家である谷口吉生氏の設計により建設されました。